地域で独自の資源化

廃プラの地域ネットワークの(一社)中東遠 プラリサイクル協議会は2022年10月12日、掛川市生涯学習センターで設立の説明会を開催した。

同協議会は、廃プラの排出業者や回収事業再生ペレット製造のリサイクル業者、メーカー、再生ペレットのユーザーが集まり地域ネットワークを構築することを目指して今 年5月に発足した。

説明会は、木内代表理事からあいさつがあり、廃プラから必要なものづくりで地域貢献 することを訴えた。 再生ペレット化で地域でユーザーを見つけ、製品原料にすることが各 人各社にメリットを生むことも強調した。 続いて「廃プラスチ ック最新動向」のテー マで、世界が抱える廃プラの課題や国内状況など本紙・渋谷和義から報告があった。

同協議会の松浦理事からは、目指す方向性について話があった。 ▽マテリアルリサイクルの実現(ペレット化) :資源プラスチックの 「クローズド・ループ ・リサイクル」を経済が成り立つ形で実現▽ 情報共有・意見交換:リサイクルに関する情報共有・意見交換・相互勉強会の開催▽異業種交流による新たな価値観の創出:新たなアイデアの創出と実現 (リサイクル製品の共同開発等)▽地域資源の有効活用:地域一般プラでごみから再資源化、オリジナル循環方式の構築などに取り組む。

同協議会は、地域が土俵ではあるが、他地域も糾合していく。 ロ ーカルエリアの中で発生する廃プラは、独自色を持っている。委託加工した廃プラは、発生した工場に戻ることを推奨。集約して再生ペレット化の後、さまざまな現場で使用できるようにもする。

リサイクル品の原料となったペレットは、地域資源として活躍利用の場を拡大していく ことになる。プラパレットや医療現場で発生する廃棄物用の容器などにも使用される。

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